MRI検査 | ||
MRIは強い磁場空間を使用して撮影を行うものでX線などの被爆の心配がなく何度検査しても安全です。 特にレントゲンで判らない骨折などでは、所見がはっきりでるため、デジタルX線検査よりさらに正確に診断できます。 また周囲の軟骨・靭帯・筋肉も診断できるため、有用性が高いです。 さらにCTでは3日かかる脳梗塞の診断も、MR DWI撮影法で、1~2時間で診断可能です。 また炎症部は、T2撮影法で白く写るため、他検査で原因不明の痛みなどの不快感もはっきりする事が多いです。 CT装置より撮影範囲が広く、多方向からの撮影が可能です。 当院のMRI装置により、各臓器、血管(脳動脈瘤など)の疾患及び脊髄ヘルニアなどの診断が可能になります。 撮影時間は一部位あたり15分~30分程度かかります。 たとえば頭部、頸髄、腰髄ですと15分程度 腹部、胸部、下肢血管撮影などは30分程度かかります。 CT装置と同様に造影剤を使用してのより精密な確定診断が可能です。 |
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MRI検査の優位性 | ||
CTがX 線を使用するのに比べMRIは、磁力と微弱な電波を用いますが、体への影響は現在言われていません。MRI検査は様々な病巣を発見することができます。特に脳や、脊椎、四肢、また子宮、卵巣、前立腺等の骨盤腔に生じた病変に関して優れた描出能が知られています。また、色々な病気の早期発見、診断にMRI検査は有効とされ研究が進んでいます。 胸部CTを一回行うだけで、日本人の平均年間被曝量の4倍以上の被爆を受けます。「ただちに人体に影響はないレベル」ではありますが、そこまでして受けるメリットは、果たしてあるのか大いに疑問です。CTという検査は、それ相当のリスクがある人に行うべき検査と言えるでしょう。 CTについて特に注意すべきなのは、小児です。0~19歳の小児に一回CTを行うたびに発がん率が、16%上昇するという報告があります(※あくまでも報告です)。年齢が低いほど影響は強く、被爆する部位と癌の種類によってもリスクは異なります。 このようなデータもあるということを知らないと、どうしてもCT検査が過剰になってしまいます。「直ちに影響はない」としても望ましいこととは言えません。 当院ではMRI検査をおすすめしております。 次のような方はMRI検査を受けられないことがあります。 ※必ずスタッフに申し出てください ・心臓ペースメーカーが留置されている方、人工内耳、人工中耳の方 ・血管へのステント置換術を8週間以内に受けられた方 ・古い人工心臓弁の手術を受けられている方 ・眼に微細な金属片が入っている(または入っていると疑わしい方) ・チタン製以外の脳動脈瘤クリップが入っている方 ・金属の義眼底の方 ・骨折によりボルト固定がされたままの方 ・躯幹全体に入墨のある方 ・妊娠3ヶ月以内(または妊娠が疑わしい方) |
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〔装置〕
GE社製 Profile Excite 0.2T |
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MRI検査予約について | ||
お電話でも受け付けておりますので、各スタッフにご相談ください。患者様をできるだけお待たせすることなく、一週間以内での検査実施につとめています |
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予約時間 | ||
月・火・木・金 AM8:30~12:00 PM3:30~7:00 水・土 AM8:30~12:00 ※ご都合の良い日、時間をご指定ください 一人の患者様につき30分以内での検査実施に努め、長時間による患者様の苦痛がないように配慮しています |
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このページに関するお問い合わせは 放射線 heisei-k@hotmail.co.jp までお願いいたします。 |